第十回 かりゆし翻訳講座 「軍事」 受講者訳
■訳者A
「海兵隊」。その言葉をアメリカ人に言うと、かなりの確率で強い反応が得られるだろう。その言葉を聞くと彼らの頭の中には鮮やかなイメージが浮かぶ。。そう、たと
えばション・ウェインが出演していた「硫黄島の砂」とかジャック・ニコルソンの「ア・フューグッドメン」の映画のような。合衆国以外では肯定的な反応と否定的な反応が同じくらい感じられる事だろう。アメリカの象徴であるハーレー・ダビットソン、ディズニーそしてフェデック
スと同様、アメリカ海兵隊は世界に知られる組織である。世界のどこかの国が合衆国大統領に対し問題提起すると、それを正すためにたびたび海兵隊は派遣され
ることになる。
この本は今日の海兵隊の組織構成について焦点をあてている。海兵隊遠征軍、 特別任務能力、そして海兵隊進行部隊などである。迅速な対応を主とする組織で
あり、大統領から武力介入の緊急命令が 出るまでの間、世界の危険地帯を巡回している。 現在、アメリカ海兵隊は7つの進行部隊を保有している。そのうち3つの部隊は各沿岸に、そして1つは沖縄にである。
あとの2、3の部隊は海外の前線に一時的に配置される。それぞれの進行部隊は 海事、空事、陸事の任務を独自にもっており、鍛錬された海兵隊ライフル銃隊を沿岸に配置する能力を持っている。数十年にわたり、海兵隊進行部隊は合衆国大統領の海外への影響力を支えてきた。海兵隊進行部隊(上陸作戦部隊は、またMAW
としてもしられる)は1983年のグレナダやベイルート侵攻作戦、また1990年にペルシャ湾危機が勃発した際に最初に派遣された部隊である。1992年にはソマリアに
平和維持と圧力の解除のために派遣され、2年後に再び非難活動のため派遣された。そして彼らは今現在もそこにとどまり、必要とされたときに備えて訓練を続け
ている。
この本はそれらの部隊のうちの1つに焦点をあてた。またそれにより海兵隊にの 全様について知ることができるだろう。 実際に進行部隊に所属する人を知り、そしてかれらの保有している装置を知るこ
とにより、なぜ彼らがアメリカ合衆国にとって貴重な存在なのか知ることができ るだろう。むしろその価値は現在、5年前よりも重要になったといっても過言ではない。
彼らがどのような活動をしているか、彼らの貢献、そして彼らの実生活の犠牲についての理解を深めていくことにしよう。彼らこそが我々の平和な夜を過ごせるように、自由の壁を守りつづけている人々なのだ。
■訳者B
「海兵隊」、この言葉をどのアメリカ人に言っても強い反応が返ってくるでしょ う。この言葉を聞いたすべてのアメリカ人心の中に、おそらく「硫黄島の砂」のジョン・ウェインや「少しの善人者」のジャック・ニコルソンのように鮮明な
印象を思い起こさせるからでしょう。アメリカ国外においても国内と同じ位それぞれに好意的、もしくは反好意的な強い反応があります。ハレー・ダビット
ソンやデズニーやフェデックスのようにほかのアメリカのシンボルのように、アメリカ海兵隊はその役目を遂行する機関として知られています。世界がアメリ
カ大統領に問題を投じれば、しばしば正義を正すために海兵隊が派遣されます。
この本は今日の海兵隊すなわち、海兵遠征隊特務機関、もしくはMEU(SOC)を築き上げた礎石の一部に焦点を当てています。MEU(SOC)は危険な場所での警らを行う即戦力部隊であり、アメリカ合衆国大統領からの武装を伴う調停の際の緊
急要請を待っています。現在、アメリカ海兵隊は7つのMEU(SOC)部隊を維持しています。 3部隊はそれぞれ太平洋沿岸、大西洋沿岸、メキシコ湾岸、そして、沖縄に1部隊、2ないし3部隊はいつでも海外に向けて展開できるように準備され
ています。それぞれのMEU(SOC)部隊は独立した陸海空軍を持ち、1,000人以上 の強化された海兵隊の小銃大隊が上陸を可能にしています。何十年もの間、MEU
sは歴代大統領に海上戦闘能力を提供してきました。海兵水陸両用部隊またはMAU sとして知られているMEUsは1983年にグラナダとベイルートに入る際に指揮し、また1990年ペルシャ湾危機が起こったとき最初の戦力をサウジアラビアに送りま
した。彼らは1992年に初めて平和維持軍がソマリアに行ったとき、また2年後の撤収のときもそこで活動していました。そして今、これを読めばお分かりのように、彼らが必要とされる万一に備えて、彼らは訓練や準備を整えているところなのです。
この本はこれらの部隊のある内部を通してアメリカ海兵隊全体を知ることができ るでしょう。MEUの人々に会ったり彼らの装備を吟味したりするにつれて、私はあなたが、なぜ彼らはアメリカ合衆国のためのかけがえのない命の代わりとなりえるのかを学ぶと思います。5年前よりもはるかに重要な意味を持つ貴いものです。彼らがどのように活動をするのか、また彼らの献身や個人的な犠牲をあな
たは理解するようになることでしょう。このことから彼らは真の自由を守ってくれている人であり、ゆえに私たちは家で安心して眠ることができるのです。
■訳者C
アメリカ人に「マリーン」という言葉を投げかけると、強い反応が返ってくるだろう。マリーンという言葉はアメリカ人の心に鮮明なイメージを起こさせる。多分、ジョン・ウェインの「硫黄島の砂」やジャック・ニコルソンの「ア・フュー
・グッドメン」だ。アメリカ以外の国でも、この言葉は強い反応を引き起こす。 良い意味でも悪い意味でも。ハーレーダビッドソン、ディズニー、フェデックスなど他のアメリカ的偶像と同様に、アメリカ合衆国海兵隊(USMC)はうまく機能している機関であると認識されている。世界がアメリカ大統領に問題を提起すると、その解決にあたるのは海兵隊であることが多い。
本書は今日の海兵隊の基本構成要素のひとつである海兵遠征隊、特殊作戦能力保有(Marine Expeditionary Unit―Special
Operations Capable, MEU(SOC ))を中心に説明している。MEU(SOC)は即応隊であり、世界の危険地域をパト ロールしながらアメリカ大統領が軍事介入の要請を受けるのを待っている。現在
、米国海兵隊には7つのMEU(SOC)があり、沿岸に3隊、沖縄に1隊が配備されている。そのうち2〜3隊が同時に海外の前線地区に送られる。MEU(SOC)各隊は海上・航空・陸上機動部隊を持っており、沿岸に強化されたライフル部隊(1000
人以上)を送り込むことができる。数十年間にわたり、MEUはアメリカ大統領に海から攻め込む能力を与え続けてきた。MEU(当時はMAU、海兵隊上陸作戦部隊として知られていた)は、1983年のグレナダ、ベイルートへの進路を拓き、1990年のペルシャ湾危機が勃発した時は最初にサウジアラビアに派遣された。1992年、最初の平和維持部隊と救援隊がソマリアに派遣された時もそこで活動し、2年後の撤退の際にも再びそこで活動した。MEUは本書でも分かるとおり、現在も有事に備えて訓練し準備を整えている。
本書はある部隊の内側について記述しており、それをとおして米国海兵隊を全体として理解することができるだろう。MEUに所属する人々や装置を知ることで、なぜ彼らがアメリカ合衆国にとってかけがえのない財産であるのかが分かるだろう
。そしてその価値はわずか5年前と比較して、より大きくなっている。彼らの仕事、献身、個人的犠牲を理解するだろう。彼らこそが、我々が家庭で安全に寝ている間、自由を護る壁にたって護っているのである。
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