第十回 かりゆし翻訳講座 「軍事」
報告
■受講者アンケートについてのコメント
数ある部隊の正式名称とか役割など知りたい
検索すれば山ほど発見できるはずですが、小規模の部隊名や、それらの細かい役割などは専門書を手にした方が良いでしょう(かなり高価ですが)。オンラインで利用できる米軍情報としては、まずはウィキペディアをどうぞ。
実際に出版されている書籍にも誤訳が多いということに驚いた
出版されているからといって訳が正しいとは限りません(本講座で紹介した訳書は典型的な例です)。英語の専門書を日本で出版する場合、その分野の専門家または大学教授が和訳を依頼されることが頻繁にあるのですが、分野の知識には長けていても肝心な英語力が足りないというケースが多いのです。出版社によっては予算上の関係から訳文のチェックが十分にされないということもあります。しかし一番悲しいのは、それを誤訳と知らずに納得する読者かもしれません。
文脈によって単語の訳に迷う
これを正しく読み解くのが翻訳の醍醐味です。同じ単語でも文脈や状況、分野などによって解釈が異なります。講座から例を挙げれば reinforce
でしょうか。これは軍事の文脈ですと「援軍」、「(軍備の)増強」、「(兵士の」増員」、「(武器の)補強」などがありますし、日常的にも reinforced
concrete (鉄筋コンクリート)など様々な場面で姿を変えて使われます。翻訳の難しいところであり、楽しいところでもありますね。
仕様書や図面など、軍工事に関する翻訳がしたい
今回は軍事分野が初めてという方ばかりでしたのでソフトな内容になりましたが、機会があれば沖縄に特化した(軍工事のようなトピックの)実務翻訳講座を開催しても良いかもしれません。前向きに検討したいと思います。
グーグル以外に有益な検索サイトを紹介してほしい
グーグルで検索すれば何でも見つかると思いますが(笑)、手始めに当事務所のリンク集をご覧ください。ただしもう1年近く更新していないので、テーマによってはもっと使えるサイトが誕生している可能性は高いです。インターネットは秒単位で進化していますから。
スマック翻訳事務所 リンク集
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